銀行口座の使い分け
いよいよというかようやくというか、各行が口座に手数料を付加するようになってきました。
金利がゼロからマイナスの中、タダでお金を管理し、印紙を貼って通帳を発行し、沢山のATMを用意してた過剰サービスが終了したのは当然の流れというか遅すぎだと思いますけど。
とわいえ、利用する口座はまだまだ無料ですから、積極的に活用しないともったいないですよ。
家計簿つけるのが苦手な人は必見です。
ただ多くの人が見たことがあると思いますが、ATMを陣取って何冊も通帳を出し入れしながら、お金を付け替えてる人のようにならないようにしないと管理の労力ばっかりになってしまいますよね!
そこで銀行員だった私が活用していた方法をご紹介します。
1.生活口座とお小遣い口座を分ける
まずやるほうがいいのがこの区分です。
きちんと家計簿をつけて、それをしっかり分析できる人以外は口座を分けましょう。
こうすることで、ベーシックな生活費にいくらかかっていて、月毎にどの程度のばらつきがあるのかが口座を見ればわかるようになります。
当然のこととして、クレジットカードも生活費に使うものは生活口座から引き落とし、お小遣いに使うものはお小遣い口座から引き落とすようにした方が便利です。
結婚しているとなおさらこの管理方法が便利です。
基軸となる生活口座からは、公共料金、電話、食費、日用品、税金、保険、新聞、管理費などを支出します。
私は外食、洋服はすべてお小遣い口座となってしまってます。。。
2.この2つの口座は同じ銀行がいい
支出する口座を分けていても、生活口座で支払うものをお小遣い口座で支払うとかその逆とかはあるものです。
忘れないためにも発生の都度振替えるようにしていて、同じ銀行だと「振込」ではなく「振替」として手数料無料で何度でもスマホで資金を移動させることができます。
1回のログインで両方の口座明細が見れるし、主となる2口座は同じ銀行が便利です。
3.生活口座には定期預金をセットしておく
総合口座で定期預金をしておくと定期残高の90%まで貸し越し(普通預金のマイナス)が可能となります。
金利は若干かかります(0.5%程度)が、カードローンよりお得だし、何より便利です。
どうしても月単位では苦しくなる月も出てくるのでその時の備えとして定期預金を作っておきましょう。
私は30万円ほどやっています。大きな金額でなくていいんです。金利なんてなくていいんです。
カード引き落としとかで残高不足とならないように備えましょう。
そして生活には何年かに一度の大きな出費が発生します。
冷蔵庫とかテレビとかガス給湯器とか月々の生活費管理では補えないものに対しては定期預金を作っておくことをお勧めします。
4.運用口座は証券口座で!
NISAやほかの運用は証券口座で行いましょう。
つみたてNISAならともかくほかの長期的な運用は手数料の大小が運用成績に滅茶苦茶影響してくるので、手数料の安いネット証券がおすすめです。
利便性よりも運用成績重視でしょ~。しっかり比較検討して運用先を決めましょう。
私は楽天証券利用です。
いい点は他の人がたくさんまとめていただいているので書きませんが、商品数と手数料水準と操作性がいいと思っています。
あと楽天銀行をセットしておけば他行への振り込み手数料は月3回まで無料だし、ふつう月3回も振込なんてしないからこれで手数料ゼロ生活が送れます。
もちろん楽天証券への入金(振込)は無料でできますから。
5.住宅ローンは別口座が望ましい
借金ですから、利便性よりも金利が一番低い銀行で借りましょう。
毎月返済口座への振替は手間ではありますが、繰上げ返済を目指して毎月多めに振替するとか、借入していることをかみしめるとかのためにも別口座の方が望ましいと思います。
6.その他の口座活用
両学長はプレゼント用口座をお勧めされてましたが、それぞれ特に意識して区別したい資金を別口座で管理するのはいいかと思います。
副業収入の口座は別の方が良いんでしょうね。
旅行とか大きな買いものとか使うための別管理はワザワザ口座を別にしなくても定期預金を作る方が簡単でしょう。
定期預金って満期前解約は無料で簡単にできるってしらない人結構いるんですよね。
ボーナスで1年分の予想結構式ご祝儀を定期にしておくとか、使うけどちょっと残しておくお金は定期がおすすめですね。利息はありませんけど。。。
これを機に2つか3つの口座を自分なりに操作しやすいよう使い分けてみてはいかがでしょう。