50歳を超えてFP1級に合格するまで②
前回は勉強方法を書いたので、今回は受験までのイキサツとメンタル面を書きます。
そもそももうすっかり年齢も経ち、FP合格が昇進に影響するわけもなく、またFPの知識を業務で披露する機会もない中、どうして受験したのか。
どうして50歳を超えてFP1級に挑戦することになったのか
事の発端は、会社がFP取得に力を入れるようになったから。
資格が業務上の成果とリンクするわけではないことも重々承知しながらも立場上部下に対して「FPを受験しよう」「FP2級は必須と思ってほしい」「2級を持っている人は1級にチャレンジしよう」などと事あるごとに言ってきたわけです。
素直に私の助言を聞いて、合格に向けて取り組む者もいれば、うるさいから一応受験はするものの、たいして勉強することもなく不合格を繰り返す者もいるわけです。
しかしながら人事上も影響が出てきた以上、なんとしても部下には合格してほしく、「私も受験するから一緒に合格を目指そう」などと軽率な発言をしてしまったのが地獄の始まりでした。
動機付けがあとあとの勉強への逃げ防止に必要
宣言した以上やり遂げないといけない。
「口で言うだけで努力しない上司」などということになると、これからの仕事に差しさわりがあるうえ、若者たちのこれからの会社員人生を鑑みるに「合格しなくてもいいや」と思われてしまうことを何としても回避しないといけないという一心で受験に取り組むことになったわけです。
ということで【部下への鼓舞」が目的なので、当然勉強状況は話題に出し、合否結果もフルオープン で臨むわけです。
一回目に不合格となった時には大勢の部下の前で結果を披露し、情けない思いをしたため、自分の努力不足を深く反省して自分を追い込んでいきました。
自ら退路を断ち、臨む以上なんとしても合格しないといけないプレッシャーを感じつつも、勉強の集中力は続かず、何度もあきらめたい衝動に駆られながらの勉強となったわけですが、「もう不合格報告をしてはいけない」との思いが最後まであきらめずに取り組めた要因ではないかと思っています。
もう無謀なチャレンジはしないでおこうと強く誓ったものの、今、必要に迫られたために宅建合格に向けて勉強中です。(決して資格オタクではありません)