賞与(ボーナス)の査定
そろそろ世の中は賞与シーズン到来ですね。
コロナで大幅ダウンのところもある一方、大手企業は今回の賞与は前期の業績で支払われるところのほうが多いと思うのでそんなに影響ないみたいです。
もちろん公務員は一切関係なく支給される(または給付金で急がしくて増額される?)
ことでしょう。
最近は就職先でランキングて大手企業の人気が低下しているようだけど、今回のコロナのようにこうゆう突発的な予期しない事象が起こると、給与や賞与がしっかり支払われる大手企業の人気もあがるかも。
賞与の位置づけとは何か
過去からさんざん議論されてきた内容ですね。いろいろあると思いますがここでは大企業の賞与についてということで。
経験に基づくざっくりした感覚ですが、
〇給与の後払い的性格 70~80%
〇業績、貢献に基づく報奨的性格 20~30%
といったところでしょう。
つまり急に増えたり減ったりすることもなく、成果が出せなくても8割くらいは確保できるということです。
実際問題として、そんな大幅に減少したら住宅ローンのボーナス返済が延滞してしまうしライフプラン自体を組み直さないといけなくなる。
ということで、事業から得られた利益を従業員に分配するという種類のものではないということでしょう。
成果とは何か
次に個人レベルでの成果についてですが、これが難しい問題です。
賞与の個人査定は成果に基づき決定するものというのは一般的かつ最もなことなのですが、営業の成果の大小なのか、自己目標の達成状況なのか、個人別の期待値に対する結果なのか。
賞与は総額が決まって、組織内での配分(悪く言うと分捕り)なので、職務等級や年齢なんかにもよって変わってくるし、かつ、ほかの人との比較で変わってくる。
自分の目標もクリアし、上司の期待値もクリアしても、ほかの人がもっとそうであれば下がることになってしまうんです。
賞与査定にあたって
そんな中、今回の賞与も部下の査定をしたのですが、人事部からは「中心に寄らせるな」とか「メリハリをつけろ」とか「根拠を明確にしろ」とか「直近の事象に引きずられるな」とか色々大変なんです。
どうやって査定したは企業秘密(笑)ですが、私は
【会社の価値向上につながる成果を出したか】
で査定してます。
具体的には
〇単年度の成果を上げたか
〇それは(お客様の満足を得て)中長期の成果に資するものか
〇他の人へ好影響を与えたか(組織のレベルアップ)
といったところでしょうか。
賞与をアップさせるには
偉くなることです。
ただ、それだけですね。
所詮、単年度の賞与なんて大部分が給与の後払いなんだから。
だから、賞与が増えたとか、減ったとか、同期より多いとか、少ないとか、こんなに頑張ったのにとか、どうでもいいんですよ。
偉くなりさえすれば賞与はアップします。
まあ、こんな感じです。
賞与アップを目指す人は参考にしてください。